2022年08月下旬号

 

 いとこの死

 先月、いとこのHが死んだ。長い闘病生活だった。あとを継ぐ人がいなかったのでH氏から死んだときは葬儀と喪主を私が頼まれていた。また、仲のいい友達三人に身の回りのことを頼み、友達も快く応じてくれていた。H氏は自分が死んだ後もだれにも迷惑が掛からないようにいろいろと準備をしておいてくれた。まず、両親の墓じまいをし永代供養にし、自分の永代供養の費用も前金で支払った。またH氏の葬儀費用やアパートの返却に伴う費用、さらに入院治療費なども私たちに預けてくれた。H氏は7月8日に亡くなった。葬儀は我々3人で業者を頼んで立派な葬儀を行った。音信不通だった娘さんからの長い弔電が届き全員の涙を誘った。弔電には我々への感謝の気持ちと父親への許しを請う内容だった。H氏も娘に会うのはあきらめていたのであの世で喜んでくれたと思います。<BR>