2018年3月上旬号

医者が本気で病気を治すことを考え出した
 自分が懇意にしている歯医者さんが先日外国である学会に参加してきた。本当に病気を治すためにはどうすればいいか研究する学会らしい。世界各国にある学会らしいが日本にはまだないらしい。そのような学会に参加しているお医者さんからすると日本の医療は患者の病気を治すことには殆ど役に立たないどころか悪化するような治療をしているらしい。
 アメリカでは薬中心の治療をするお医者さんは減り、病気を治せる医者が増えてきているらしい。アメリカでは民間の保険会社に保険をかけている人がたくさんいて、被保険者が病気を治せない医者に何度も通っていたのでは保険会社が赤字になってしまう。そこで、保険会社が医者の差別化を図り、結果として患者は薬中心の病気を治せない医者の所には行かないようになりつつあるらしい。
 それに対して、日本では薬を出さなければ公的保険からあまりお金が入らないようなシステムになっているので薬漬けになる。薬は病気の根本原因に対処するのではなくて対処療法なので病気は治せないし、逆に薬害になってしまう。私の尊敬するある世界的に有名なお医者さんは、「自分が厚生労働大臣になれば日本の医療費持ち出しは三分の一にして見せる」と言っていた。是非そうなってもらいたいものである。