2016年12月上旬号

日本食の学校給食の話
 今日、小峯歯科医院に行ってきました。そこにあった「学校給食を変えたら子供が変わった」という文をみて中身に感動し、早速インターネットで調べたところたくさんヒットしびっくりした。長野県上田市教育委員長 大塚 貢先生の実践例である。内容は次の様だ。
 生徒が荒れていた学校を給食を変えることですっかり変えてしまったことである。結果から先に言いますと、非行、いじめ、学力が改善し、音楽や作文でも全国大会で優秀な結果を出すなど素晴らしいものです。生徒の食べ物を変えるにはものすごい抵抗があったそうです。しかし最終的には、栄養士を変え、先生を変え、生徒を変え、親までも変えてしまったようです。大塚氏が校長時代から何年もかけて町全体を変えていったそうです。
 私の尊敬する医師の新谷弘実先生が言っている健康法と全く同じなので納得しました。新谷先生の「胃腸は語る」が出たのは1998年ごろで、大塚先生が校長になったのが1992年なので大塚先生の方が早いのかもしれない。ただし、アメリカではマクバガン報告が1977年に出ていて、日本食がいいことはすでに知られていたので大塚先生もその影響を受けたのかもしれない。大塚先生の実践例を文部科学省がすぐには実践しないところが政治の問題のような気がする。